動かないカメラ

動かないカメラ

アナログカメラは精密機械ですが、精密部品ではありません。表現がおかしいようですが、カメラは案外シンプルな構造をしており、デジタルのような精密機器の集合体ではないのです。年代物のカメラは空間が多く、そこに埃が溜まります。レンズを取り外して掃除できる箇所なら良いのですが、掃除が不可能な場所もあり、そのような場所に埃が入ると現像したときに写真に傷をつける結果になります。常に手入れを行っているカメラはともかく、実家の倉庫で眠っていたカメラなどはそのようなケースが多いので、軽く掃除して無理と思ったら素直に諦めてください。無理に分解したり掃除をしようとすると、機械そのものに傷をつけることになり逆に価値を下げる結果になってしまいます。

手入れをしていないカメラで多い故障は、シャッターが下りないトラブルです。カメラによっては電池が切れていることもありますが、そのほとんどは使用されていないため機械が錆びつくなどのトラブルですので、素人には手に負えません。無理に操作するとシャッターが壊れることもありますので、これもまたそのまま買取に回したほうがよろしいでしょう。マニュアルカメラはパーツ取りとして求めている人も多いので、たとえ不動カメラであっても問題はないのです。


国産カメラ

古き良き時代の海外のカメラは、骨董価値や現代にはないノスタルジックなデザインで高価買取が行われていますが、世界最高水準といわれた国産カメラはというと、一言では言い表せません。車や時計の中古市場と同じように、人気種や年代によって高い場合もありますし、元値が高くともそう高く買い取ってくれない場合があります。

年代物のカメラは高めで買い取ってくれますが、現代に近づくほど、デジタル化や素材によっては安くなる場合があります。フィルムカメラであってもデジタル化が進んでいるものはマニュアル操作ができても、完全なマニュアルカメラではなく、思ったような価格はつきません。また素材にプラスティックが多く使われている物も同様です。時代に逆行していますが、重く扱いが不便な年代物が高い評価を受けているのです。

年代でいうと昭和60年以前のものが多く、その時代ですと国内有名メーカーはオートドライブ(連写)はかなり特殊な部類でした。30年以上が経過していますので、パーツ類も少なく、たとえ故障していても買取は行っているところもありますので、問い合わせてみる価値は十分にあるといえるでしょう。また国内産レンズは現在においても高級品ですので、レンズなどの付属品がある場合はさらに価値が上がります。

関連サイト|カメラ買取専門店-カメラ高く売れるドットコム


縦型カメラ

年代物のカメラで高値がつくものは、希少価値があり、元の価格が高価なものです。車や時計などの中古市場全般を通していえることですが、元の販売価格が高いものは値下がりしても安物よりは高く売れるのは当然ですし、市場に出回っている数が少ないものは販売当時は不人気であっても、希少価値ということで高値で取引きされます。戦場カメラマンで有名なライカやなどは、骨董としての価値もありますので、外見の割りに高価で取引きされています。

縦型のカメラ、特に2眼レフは値打ちがあります。縦型は通常の35ミリフィルムを使用しないタイプが多く、フィルムの入手や現像は通常の店では行っていないことも多いのです。マニュアルカメラの中でも特に趣味性が高く、滅多にお目にかかることのないカメラとなっています。カメラはどんな形をしていても、構造的にはほとんど同じです。レンズから光(画像)を取り入れ、フィルムに転写します。光をカメラの中でどのように反射させるか(カメラによっては直接)、その反射構造により大きさや形が変わってきます。コンパクトカメラと縦型はその対極にあるものと考えていいでしょう。そのため縦型カメラは意外とシンプルな構造をしています。ちょっとした手入れが使えることが多いので、かなりの年数が経っていたとしても現役で使えることがあります。


アナログカメラの買取市場

デジタルカメラが主流、いえ常識となった現在、アナログカメラは趣味中の趣味の世界となっています。フィルムカメラの最終期、カメラはアナログからデジタル制御へと進歩しました。シャッタースピードや露出、そしてピントを自動制御し、撮影ミスを防ぐものでした。現在でもその機能は使用されており、スマホやコンパクトカメラから一眼レフに至るまで使われています。この自動調整機能は、最初はコンパクトカメラに使われており、一眼レフはマニュアルでした。それ以前のカメラは、コンパクトでさえもすべて手動で調整しなければいけませんでした。現在からするととても不便であり、フィルムの現像やプリント代を考えると不経済な代物ですが、マニアからすると「それ」が良いのです。

オートカメラは失敗なく撮れ、そしてデジカメに至ってはその場で確認ができます。ですがアナログカメラは完成の図案を想像しなくてはいけません。そして現像したときに「想像に近いものが撮れる」その過程と瞬間が良いのです。現在はプロのカメラマンさえもデジタルの時代です。世の中の流れはデジカメになっており、アナログカメラは趣味の世界でしか使われなくなってきました。

しかし逆に考えると、より深い趣味になってきており、コアなファンはよりアナログカメラを求めています。ですがアナログカメラは国内ではほとんど見かけることはなく、主な入手方法は中古を探すしかありません。そのため買取市場は盛んで、年代物のカメラは特に需要があるのです。